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【5月31日】桐生市内のスーパーマーケットで発生した食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2022年5月31日 印刷ページ表示

1 概要

 令和4年5月29日(日曜日)午前11時頃、みどり市内の医療機関から「腹部の痛みを呈し受診した患者の胃からアニサキス虫体を摘出した。」旨の連絡が桐生保健福祉事務所(保健所)にありました。
 同保健所が調査したところ、この有症者は桐生市のスーパーマーケットで購入したヒラメの刺身を28日(土曜日)の23時頃に喫食していたことが判明しました。
 有症者の症状及び潜伏期間がアニサキスによるものと一致していたこと、アニサキスが寄生している可能性がある食品の喫食は当該店が加工し販売したヒラメの刺身に限られていたこと、診察した医師によりアニサキスを原因とする食中毒届が提出されたことから、同保健所は当該店を原因とする食中毒事件と断定しました。
 なお、有症者1名の症状は回復しています。

(1)発生日

令和4年5月29日(日曜日)午前1時頃

(2)有症者

1名(受診1名、入院なし)
年齢:28歳(男性)桐生市在住

(3)症状

発疹、痒み、腹痛、吐き気

(4)病院物質

アニサキス

(5)原因食品

ヒラメの刺身

(6)原因施設

桐生市内のスーパーマーケット

2 施設に対する措置

魚介類販売業の営業停止1日間(令和4年5月31日(火曜日))

参考:本県の食中毒発生状況[5月31日現在、( )内は中核市を含む。]
  発生件数 患者数 死者数
令和4年 1件(2件) 1人(44人) 0(0)
昨年同期 0(2件) 0(7人) 0(0)
令和3年 1件(7件) 9人(74人) 0(0)

アニサキスによる食中毒に注意しましょう

 アニサキスは魚介類に寄生する寄生虫の一種です。
 アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁に侵入して食中毒(胃アニサキス症)を引き起こします。

  • 寄生している主な魚介類:サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジ、ヒラメなど。
  • 症状:腹痛(みぞおちの激しい痛み)、嘔吐、吐き気
  • 潜伏期間:喫食後、数時間から数十時間(8時間以内の発生が多い)

アニサキスによる食中毒防止のポイント

  • 加熱する。(60度で1分以上)
  • 冷凍する。(-20度以下で24時間以上)
  • 生食する魚は新鮮なうちに、内臓を速やかに除去する。
  • 魚介類を処理するときは、アニサキスの有無を必ず確認する。

 注意!アニサキスは料理で使う程度の量のワサビ、しょうゆ、酢では死滅しません。