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自殺者数の推移

更新日:2023年6月13日 印刷ページ表示

全国の自殺者数は、平成10年以降3万人前後の高い水準推移していましたが、平成21年以降は減少に転じ、令和元年の年間自殺者数は1万9,425人となりました。

しかし、令和2年以降はコロナ禍による雇用や社会環境の変化や、物価高騰など様々な経済・生活問題が影響し、令和4年は自殺者数は2万1,238人と増加に転じています。

群馬県では、平成10年に年間自殺者数が500人を超えて以降高い水準で推移していましたが、平成25年以降は増減を繰り返しながらも減少傾向にありました。

しかし、平成29年の332人を底として、ここ5年は増加または横ばい傾向であり、多くの方が自殺により命を落としているという深刻な事態が続いています。

自殺者数・自殺死亡率の推移のグラフ画像

※令和4年は概数

例年、男性の自殺者数、自殺率は女性の約2倍となっていますが、令和2年以降は女性の自殺死亡率が悪化しており、コロナ禍の影響が危ぶまれています。

群馬県と全国の自殺死亡率(性別)グラフ画像

年齢別の自殺者数をみると、コロナ禍以降は20代、30代といった若い世代の自殺者が増加しています。また、ここ数年は40代が増加傾向です。

群馬県自殺者数 年齢・性別別年次推移のグラフ画像

令和4年の群馬県の自殺者の原因・動機別では、多い順に「健康問題」、「経済・生活問題」、「家庭問題」という状況でした。

しかし、自殺の多くは多様かつ複合的な原因や背景を有しており、自殺に至る要因は単一ではなく、複数の要因が互いに連鎖して起こることがわかっています。

令和4年 原因・動機別の自殺者の状況のグラフ画像

健康問題
病気の悩み(身体の病気)、病気の悩み・影響(うつ病、統合失調症、アルコール依存症、薬物乱用、その他の精神疾患)、身体障害の悩み、など

家庭問題
家族関係の不和、家族の死亡、介護・看病疲れ、子のひきこもり、など

経済・生活問題
倒産、事業不振、失業、就職失敗、生活苦、多重債務、など

勤務問題
仕事の失敗、職場の人間関係、職場環境の変化、仕事疲れ、など