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ブロック塀の自己点検ポイントについて

更新日:2021年12月9日 印刷ページ表示

ブロック塀は、地震時に倒壊する恐れがあります

平成30年6月18日に大阪府北部で発生した地震により、ブロック塀が倒壊し、女子児童が亡くなるという事故が発生しました。
過去の地震においても、ブロック塀の倒壊により多数の方が被害にあっています。
また、倒壊したブロック塀は、道路をふさぎ、避難や救助活動の妨げにもなります。

ブロック塀については、建築基準法によりその構造が定められています。
建築基準法に適合しないブロック塀や、破損・老朽化したブロック塀は、地震時に倒壊する恐れがあり、大変危険です。

まずは、ご自身の所有するブロック塀を自己点検しましょう。
また、点検は定期的に行ない、急な地震に備えてください。

自己点検のポイント

自己点検の項目は次の5つです。

  1. 高さが2.2メートルを超えている。
  2. 塀の厚さが十分でない。
  3. 控え壁がない(又は、少ない)。
  4. 基礎(根入れ30センチメートル以上)がない。
  5. ブロック塀に、傾き、ひび割れ、ぐらつきなどがある。

以下の項目を点検しましょう。

補強コンクリートブロック塀イメージ画像ブロック塀点検動画(tsulunos.jp:外部リンク)<外部リンク>

「ブロック塀等の簡易点検表」はこちら(PDFファイル:94KB)

1つでも該当する場合は、建築士や施工業者等の「専門家」又は「お問合せ先」へ相談してください。

※また、鉄筋の有無については、「専門家」へ相談してください。

お問合せ先

ブロック塀に関するお問合せ先は次のとおりです。

ブロック塀に関するお問合せ先一覧
お住まいの市町村 お問合せ先
県内各市 各特定行政庁、各限定特定行政庁(各市役所)へお問い合わせください。
県内各町村 各土木事務所建築係にお問い合わせください。

建築基準法施行令による補強コンクリートブロック塀の基準

建築基準法施行令抜粋

第62条の8 補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ1.2メートル以下の塀にあつては、第5号及び第7号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。

  1. 高さは、2.2メートル以下とすること。
  2. 壁の厚さは、15センチメートル(高さ2メートル以下の塀にあつては、10センチメートル)以上とすること。
  3. 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径9ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
  4. 壁内には、径9ミリメートル以上の鉄筋を縦横に80センチメートル以下の間隔で配置すること。
  5. 長さ3.4メートル以下ごとに、径9ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの5分の1以上突出したものを設けること。
  6. 第3号及び第4号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあつては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあつてはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の40倍以上基礎に定着させる場合にあつては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
  7. 基礎の丈は、35センチメートル以上とし、根入れの深さは30センチメートル以上とすること。

建ブロック塀等の安全確保における啓発チラシについて

(一財)日本建築防災協会ホームページ(外部リンク)<外部リンク>

画像をクリックすると(一財)日本建築防災協会ホームページ(外部リンク)に移動します