本文
県では、食の安全・安心のため全国に先駆けて食品安全行政を総合的に進める体制の構築など様々な食品の安全確保対策に取り組んできました。
しかしながら、前計画を策定した平成22年度以降、食品流通の広域化、複雑化がさらに進み、多様な食品が流通し、輸入食品も増加しています。豊かな食生活を楽しむことができるようになった一方で、食の安全・安心を揺るがす事件・事故は跡を絶ちません。
また、最近では食品に関係した法制度の改正などもあり、食を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような状況から、これまでの計画における取組を継承しつつ、食品の安全確保に関する施策を一層推進するため、「群馬県食品安全基本計画2016-2019」を平成28年3月に策定しました。
生産から消費に至るすべての過程を通じた食品の安全対策を、総合的かつ計画的に推進することにより、食品の安全を確保するとともに、県民の食品に対する信頼の向上を図ることを目的とします。
平成28年度~平成31年度(4年間)
次の3つのテーマ・7つの基本柱・16の基本施策により、食の安全・安心の確保に向けた施策を推進していきます。
食品の安全を確保するためには、食品に関わるすべての関係者(行政、生産者、事業者、消費者)がそれぞれの役割を認識し、連携・協力して取り組むことが重要です。
そこで、新計画においては、前計画の「みんなで築き支えるぐんまの食の安全・安心の実現」という考え方を継承し、次の基本理念を掲げます。
食に関わるすべての関係者がそれぞれの役割を果たし、
互いに理解し信頼を高めることによって、食の安全・
安心を関係者みんなで築き支える
制度改正、社会環境の変化、県民意識などに的確に対応するため、次の4つの施策を重点的に取り組む施策に設定します。