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令和4年度第2回群馬県肝炎対策推進協議会の開催について

更新日:2023年3月27日 印刷ページ表示

令和4年度第2回群馬県肝炎対策推進協議会議事録(概要)

・出席者数:群馬県肝炎対策推進協議会委員(8名中8名出席)、傍聴人3名、感染症・がん疾病対策課・薬務課職員(事務局)6名

報告事項

医療機関における肝炎ウイルス検査結果の告知状況について

医療機関における肝炎ウイルス検査結果の告知状況について、事務局から説明。

会長:システム構築について、何かひな形になるようなものを提示しているのか。

事務局:ホームページで告知用の様式を公開してる。

会長:それをプリントして、文書として渡したりしている所もあるのか。

事務局:具体的な利用状況については、把握していない。

会長:システム構築する予定、検討中のシステムという意味自体はどういうものか。

事務局:医療機関内で肝炎検査結果の告知方法について決まり事が既にできていれば、システムが構築されてると判断する。

会長:医療機関で実施した肝炎ウイルス検査が陽性でも陰性でも、院内で結果の告知方法が決まっていれば、システムが構築できていて結果を告知しているとしてよいか。

事務局:そのとおりである。

委員:今回の報告は中間報告とのことだが、最終結果を報告する時に、今回のアンケートに答えた医療機関のうち、夏の講習会を受けた施設がどのくらいあり、受けた施設と受けなかった施設で結果の違いがあるかというような前後の比較を解析に加えていただきたい。

事務局:承知した。

委員:資料にある医療安全委員会というのは、患者に対して行う医療行為について、その病院での医療安全について検討する会ということか。

幹事:医療安全委員会とは、医療法の規則で定められた病院に設置が必須の組織で、定期的に医療安全に係る会議を開催しなくてはならないとされている。患者への説明不足というのは、医療安全上問題事項になる。

会長:肝炎ウイルス検査の告知については、医療安全の面も、感染対策の面もある。医療安全委員会で医療安全、感染対策の両方を議論されていたり、医療安全だけ議論されていたりするのかもしれない。それは病院のやり方次第である。​

協議事項

(1)パブリックコメントに対する考え方一覧

パブリックコメントに対する考え方一覧について、事務局から説明。

(2)第3次群馬県肝炎対策推進計画について

第3次群馬県肝炎対策推進計画について、事務局から説明。

会長:肝炎ウイルス検査の受検率が低いが、背景に検査を受けても数字には現れていない人たちがかなり隠れているということで良いか。

事務局:この数値については、市町村で実施している40歳(の全住民)の肝炎ウイルス検査の対象者数を分母とし、受検した数で受検率を出している。
主な受検者層である市町村の特定健診の対象者は国保に加入している者に限定されており、そのため肝炎ウイルス検査の受検率が低くなってしまうと考えられる

会長:肝炎医療コーディネーターのことについて、資料に示してあるのは令和3年度までであるが、令和4年度の肝炎医療コーディネーター養成研修では、受講数も増えたと聞いているが事務局から補足はあるか。

事務局:資料には、令和4年度の肝炎医療コーディネーターの受講人数は入れてない。令和4年度は、職域にも案内を送り多くの参加者があった。
今後、職域でも肝炎ウイルス検査の実施を促進するため、職域における肝炎医療コーディネーターを養成していく考えである。

会長:肝炎医療コーディネーター間の情報交換の場を提供するということは、良いアイデアなので、実現できれば良いと思う。

委員:肝炎ウイルス検査陽性者の受診率について聞きたい。陽性者の受診率が10%というのは、陽性と診断された人が1割しか受診していないということだが、これについては実態を把握していない感じがする。これを90%以上にすると目標を掲げてあるが、そのためには、実態の把握方法自体を変えないと無理だと思う。それについてはどう考えるか。

事務局:実態としては、分母を市町村と保健所で実施した肝炎ウイルス検査で陽性となった者を分母として、その者に対して、受診勧奨しようとする考えである。
委員から指摘があったとおり、現在は肝炎ウイルス検査陽性者の受診状況を把握していない市町村もいくつかある。そのような市町村に働きかけて肝炎ウイルス検査陽性者の受診状況の把握と受診勧奨をしていくといくことで、受診率を向上させようと考えている。

会長:10%を下回ることはないけれども、実際は受診状況を把握しきれていないだけで、今後数値が上がっていく可能性は十分にあるということか。

事務局:そのとおりである。

会長:肝炎ウイルス検査陽性者の医療機関受診の実態を把握して100%を目指すべきだとは思うがいかがか。

事務局:陽性者本人の心情もあるため、90%とした。

委員:肝炎医療コーディネーターの件だが、特に医療機関の中で肝炎医療コーディネーターの立場は高くないので、既に肝炎コーディネーターの養成研修会を受講した者に対して、悩みごとや意見を共有しあえる場があれば良いと思う。

事務局:パブリックコメントの意見でもSNS等を利用できないかという意見があったことから、検討していきたい。また、肝炎医療コーディネーター養成研修会応用編で、コーディネーター同士がディスカッションできる研修会の開催も考えていきたい。

委員:肝炎医療コーディネーター養成研修会はWebではなく、会場開催も検討しているのか。

事務局:新型コロナウイルス感染症の取り扱いが変更されれば、会場開催も予定している。

会長:今は、ほとんどWeb開催しているが、Webだから講習会を受けやすく、結果として指標が上がっているものもある。しかし、Webだとコーディネーター同士がやりとりすること自体が難しいのかもしれない。

会長:病院にはコーディネーターを設置していないところの方が珍しいが、一般企業には肝炎医療コーディネーターを養成していくという認識がまだ不足しているということか。

事務局:そのとおりである。

​(3)その他

委員:肝硬変や肝臓がんに対する医療費の助成が始まり、本当にありがたいなと思うが、条件が緩和されてきたものの、まだ患者に寄り添ってない感が強い。

そこで、肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業が肝炎の治療費助成のようなシステムになれば、手続きを簡略化でき、肝臓がん患者に対してわかりやすくなるのではないか。

幹事:機会を捉えて患者会の意見を伝えていきたい。

委員:肝疾患専門医療機関でも、肝臓がん患者に、この内容説明が行き届くような方策をお願いしたい。

事務局:医療機関に対しては、さらに周知していきたい。群馬県では、この肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の制度が始まった際、また制度が緩和された際に医療機関説明会を開催した。そのことによって、ある程度申請数が増えてきた。引き続き、医療機関に対する説明会を開き、制度の周知を図っていきたい。

会長:患者が制度を全部理解することは難しいと思う。医療機関側から制度の利用を促すとともに、制度の周知をしていかないと申請数が伸びないと思う。ただし、以前に比べると、良くなっており、まだ発展途上ということもあるかもしれない。

会長:他に意見なければ、議事を終了する。

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