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令和5年度群馬県肝炎対策推進協議会の開催について
令和5年度群馬県肝炎対策推進協議会議事録(概要)
出席者数:群馬県肝炎対策推進協議会委員(8名中8名出席)、傍聴人3名、感染症・がん疾病対策課、薬務課職員(幹事・事務局)6名
1 報告事項
(1)第3次群馬県肝炎対策推進計画の進捗状況について
第3次群馬県肝炎対策推進計画の進捗状況について、事務局から説明。
(委員)
- 肝炎ウイルス検査の受検率について、個別受検再勧奨を実施した市町村の方が受検率が増加している。個別受検再勧奨をしていないその他の市町村においても実施するような形をとるようにしていただきたい。
- 肝炎患者が重症化しないように、肝炎ウイルス陽性者を早期に対応できるような取組をお願いしたい。
(事務局)
令和4年度に県の事業として協力していただける市町村を募集して、県または市町村から検診の直前にリーフレット等を送付し個別受検再勧奨を実施した。令和6年度においても、市町村の協力を得て事業の実施を検討したい。
(議長)
受検再勧奨によって受検率が増加した自治体の例を参考に、他の市町村においても取組を進めていけるとよいのではないか。
(委員)
職域における肝炎医療コーディネーターについて、目標と比較し配置率はかなり低い状況にあるが、具体的にはどのような方法で周知していくつもりか。
(事務局)
県内の従業員50人以上の事業所を抽出し、直接コーディネーター養成研修の案内を送付した。また、各保健福祉事務所で実施している地域・職域連携協議会において、研修及び肝炎ウイルス検査等について周知した。引き続き周知に努めたい。
(議長)
目標値が高いため、進捗状況が低い印象を受けるが、他県よりもよい状況である。
(委員)
肝炎医療コーディネーター研修について、肝炎患者の受講者も増加してきている。コーディネーターになった後に活躍しやすい環境づくりをお願いした。
(事務局)
御意見いただいたとおりであり、様々な場で活躍しているコーディネーターの方の御意見等を伺いながら活動方法等について考えてまいりたい。
(2)令和5年度肝炎対策事業の取組について
令和5年度肝炎対策事業の取組について事務局から説明。
(委員)
肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業においても少しずつ患者に寄り添うような支援内容に改善してきているが、更なる内容の改善についてお願いしたい。
(事務局)
県としても引き続き医療提供体制の整備を推進していきたい。
(委員)
肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業助成件数について、群馬県は北関東の県と比較してもかなり助成件数が高くなっているが、これは何か特別な取組をしているのか。
(事務局)
肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の制度が始まった当初に患者の拾い上げを行う医療機関向け説明会を開催した。また、委員の先生方や肝臓病に関わる先生方の協力を得て、広く拾い上げを行っている結果ではないかと考えている。
(議長)
県の協力もあり、他県と比較しても周知が早期に進められていると思う。
2 協議事項
(3)令和6年度肝炎対策事業について
令和6年度肝炎対策事業について、事務局から、助成要件が拡充される予定の肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業のさらなる制度の周知や対象者の掘り起こし等に努めていくこと、その他の事業も令和5年度と同様に肝炎対策推進計画に基づき実施していき、群馬県内のウイルス性肝炎の早期撲滅に向けより一層取組を進めていくことについて説明。
(議長)
他に意見がなければ、これにて議事は終了としたい。以上で協議を終了する。