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2月26日に第4回バラ経営支援講座が農林大で開催されました。
バラ経営支援講座とは群馬県中部農業事務所が主催する中部地域のバラ生産者を対象とした研修会です。
今回は農林大学校イノベーションファームのバラ温室にて開催されました。
生産者が集まる貴重な機会でしたので、1年生全員で参加しました。
研修内容は農林大で取り組んでいるUVB防除やハダニ天敵防除になります。
UVBとは紫外線の一種で、UVBライトをバラに浴びせることで病害防除効果を高めます。
県内では普及事例も少なく、現在、メーカーや農業事務所と連携して、効果実証試験を実施しているところです。
天敵防除とは文字どおり害虫の天敵を活用した防除法になります。
農林大では数年前からハダニの防除として天敵を活用しています。
研修会では、最初にバラ温室にて防除効果やバラの様子を確認してもらいました。
UVB防除はライトを当てていない無処理の部分も用意してあるため、病害の発生程度も実際に比較してもらいました。
その後、現場教室にてメーカーからライトの詳細説明があり、次に農林大職員から過去の試験結果等の報告をしました。
最後にバラの課題研究に取り組む学生から生産者の皆様へアンケートをお願いしました。
皆様快く協力していただきありがとうございました。
研究を行う上で現場の声は非常に重要です。
この結果を課題研究に活かしていきましょう。
今後も生産者や関係機関と連携しながら、先進技術を学べる機会を増やしていきます。