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花き専攻ではお彼岸向けの輪菊の芽かきを行いました。
輪菊とは一輪仕立てにしたキクの名称です。
白、黄、赤などの色があり、お盆やお彼岸の献花や葬儀など仏花として扱われることが多い種類です。
輪菊を栽培する上で大きな労力となるのが、今回実施した芽かきになります。
芽かきとは葉の根元から伸びる芽を取り除くことを指します。
この芽を放置すると、複数の花が咲いてしまい一輪仕立てではなくなってしまいます。
また、芽かき作業が遅れると必要のないところに栄養が分配されてしまったり、芽が生長した後に芽を摘むことで傷跡が目立ったりしてしまいます。
つまり、できるだけ早い段階で確実に芽を摘むことが重要なポイントになります。
本校では他作業の進行具合や天候にもよりますが、一週間に一回くらいのペースで芽かきをしています。
品種によって残すべき芽と不要な芽の判断が難しいものがあります。
本日も1本ずつ注意しながら丁寧に作業しました。
お盆を乗り越え、残すはお彼岸です。暑い日が続きますが頑張りましょう。
左:芽かき前 右:芽かき後