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外国人児童生徒等教育に関する研修内容

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

 多様な背景をもつ外国人児童生徒や、日本語指導を要する児童生徒に対して適切な指導をするためには、研修の充実が不可欠です。本サイト内の情報を、地域や学校の研修に御活用いただき、外国人児童生徒等教育の充実にお役立ていただければ幸いです。

外国人児童生徒等教育に関する主な研修内容

1 外国人児童生徒等教育の基本知識

 外国人児童生徒等は、日本の学校で学ぶことに対して様々な困難を抱えています。県や市町村では様々な施策があり、地域の実情に応じた外国人児童生徒等教教育の充実を図っています。研修の入り口は、そうした行政の取組や、外国人児童生徒等教育の実態について知ることから始めるとよいでしょう。

 また、外国人児童生徒には、母語や母文化があり、それを学校全体で尊重していくことが求められます。言葉の発達における日本語と母語の関わり、日本の学校と外国の学校の違いなど、基本的な知識として理解することをとおして、適切な児童生徒理解に結び付けましょう。特に、日常会話の力と、学習に用いる言葉の力には違いがあることは、学習指導に関わるすべての教職員が理解している必要があります。

2 外国人児童生徒等の受入対応

 外国人児童生徒等を受け入れることになった場合、忘れてはならないのが、保護者の存在です。多くの場合、保護者も児童生徒と同様に、日本語能力が十分ではありません。日本の学校の「当たり前」も、外国人の保護者には理解しにくい面があります。受け入れる際は、そうした保護者の事情を踏まえた学校としての準備が必要となります。

3 学校生活への適応

 外国人児童生徒等にとって、日本の学校で学ぶことは、期待もありますが、それ以上に大きな不安がつきまといます。そのため、まずは外国人児童生徒等が安心して生活できる「居場所」を保障することが求められます。受け入れる学校や学級において、不安の要因となる事柄について理解を深めるとともに、安心して生活するための基盤となる人間関係づくりのための働きかけについて知る必要があります。

4 学習環境の充実

 一口に外国人児童生徒等と言っても、実態は様々です。それぞれの実態に応じて、きめ細かな指導・支援を行うためには、学校として指導体制を整えることが求められます。特に、計画的な指導をするためには、個別の指導計画の作成が欠かせません。また、計画を具現化するには、日本語指導に関する一定水準の知識が必要です。

 本県では、「外国人児童生徒等教育充実のための研究協議会(旧称・日本語指導研究協議会)」を実施し、専門性を高め、指導人材を育成する取組を継続しています。実際の指導の様子や地域の取組を具体的に学ぶことのできる機会となりますので、積極的な御参加をお待ちしております。